Tuesday, August 23, 2011

神戸








神戸も京都と同じで、いかにもな観光地だと思っていたから、以外と生活感にあふれていて、何だか拍子抜けしてしまった。

私が神戸に抱いていたイメージは、とにかく『細雪』の世界だった。

あの、アラサー四姉妹の繰り広げる、トレンディドラマ顔負けの、お洒落で軽い世界観に私はすっかり夢中になっていて、今でもあの街には戦前と同じような時間が流れていると、勝手に思い込んでいたのだ。

そんなに都合よくいくはずがない。少し考えてみればわかることなのに。

神戸はいい街だった。普通にいい街だった。普通の街だった。

そんなもんさ、と諦め、とりあえず街を散策していたら、かの有名な北野坂に行き当たった。

来てみてびっくり!

いきなり青山とか代官山の雰囲気。美容院があまりないことが信じられない。

坂を上がって行くと、ますます洋風になってきた。

ただの洋風ではない。

オムライスとか、ハヤシライスとか、ハンバーグ&エビフライだとか、そういう洋食屋さんで出す「洋風」なのだ。

レトロで、こぢんまりとしていて、なんだか可愛らしい。

そして、北野ホテルに行ってみると、想像通りの神戸が待っていた。

「おばあちゃまがね、去年デパートで…」

そんな会話をするマダムが、坊ちゃんがいる。しかも、現代人とは思えない、昭和な佇まい。

有名なレストランの昼食は、あまりにも賑やかすぎて団体ツアーみたいだったから、今度は宿泊して、昭和の世界に浸りたい。

北野エリアは本当に良かった。
一番感動したのはスターバックスだった!




元異人館の店内には、当時の生活を思わせる本棚や調度品が置かれていて、観光気分を盛り上げてくれる。



国登録有形文化財で一休みできるんだから、よく考えたものだと感心してしまう。これが他の異人館だったら、入館料を取られていたところだ。

北野坂にはまだまだいい感じの店がある。

他に開いていなかったから何となく入った『SONE』もそのひとつだ。



ジャズライブが聴けるレストランだったのだが、本格的な音もさることながら、雰囲気が独特で、最高に私好みだった。

来ている人たちはほぼ団塊より上の世代。

ジャズが好きというよりも、他に聴くものがあまり無かった、という世代だろうか。

従業員の髪型もどことなく古めかしくて、自分がいつの時代にいるのかわからなくなりそうだった。ナポリタンの味付けも、徹底的に「昭和」だった。

何より私にストライクだったのは、飾ってある絵や写真が、全て1920年代モチーフだったこと。

大好きな20年代に、まさかこんな所で出会えるとは。

ホテルまでは「チャールストン」を聴きながら帰った。

あの曲が似合いそうかどうかで旅先を決めているほど、「チャールストン」は旅行をしている時の私のテーマソングなのだ。北野坂にはよく似合っていた。

そういえば、北野エリアでは子どもをまったく見かけなかった。大人が昭和を懐かしむテーマパークと化しているのかもしれない。

まるで、クレヨンしんちゃんに出てくる「オトナ帝国」みたいだ。

どこにもない雰囲気は、やみつきにさせる何かを持っている。




3 comments:

  1. 一枚目の色合いがいいですね。

    すたば。
    行ってみなければ。
    見てみたい。

    小生はヴォーリズの建築を見に、この夏、神戸へ。
    あと近江八幡。
    神戸女子学院大学。
    関西学院大学。

    ヴォーリズ曰く「建物が人を創る」そうです。ほんと無駄、無駄、無駄な仕掛けがいっぱいの建物。
    隠しトイレ。
    なかなかたどり着けない、窓。屋上。
    でも、その先に広がる景色。

     個人的な経験が、発見する学びのスイッチを教えてくれるそうです。

    うーむ。

    あと延暦寺の横川、高山寺。よかった。
    経験が自分に溶け込みます。
    だから私は寝て起きると次の日は別人。
    前言撤回。多し。
    昨日と言ってることが違います。(こまったものです。)でも、そうなのだもの。

    静かに静かに。ひっそりと。

    ではでは。

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  2. 神戸はおしゃれなイメージがあります
    港町だから異国のイメージも
    昭和・・・よき時代でした

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