Wednesday, October 20, 2010

新宿HANJIRO




新宿ルミネエストの六階にできた「HANJIRO」が素晴らしい。一応説明しておくと、「HNJIRO」は、インポート古着チェーンの店名だ。

とにかくこのルミネエスト店は、広さも品揃えも値段も言うことなしだ。

写真で着ている黒いマント風カーディガンも、たった千八百円程度だった。それなのに作りだって随分しっかりしている。もしも今売っていたとすれば、万札一枚なんかじゃ買えないだろう。

新宿HANJIROは店内の雰囲気もいい。国内の古着屋というやつは、大抵が店内までも品物と同じように小汚いうえ、ごちゃごちゃと見づらい割には品数が少なかったりするのだが、ここではそういう不満は一切感じなかった。

綺麗な店内はどちらかといえば無機質で、パリのを思い出させた。

置いてある古着の状態は、値段も値段だし、それほどいいとは言えないのだが、陳列がきちんとしているとちゃんとしたものに見える。

しかし、あまりにもきっちり整頓されてつまならいということもない。そこそこ品数が揃っているから、何十着もの中からとっておきの一着を探す、古着やならではのいわゆる宝探し的な楽しみもここでは失われていない。

初心者も古着好きも満足できることだろう。

HANJIROは下北沢にも吉祥寺にも原宿にもあって、どこもそれなりにいい。だが、ユニークさではやっぱり新宿店が群を抜いていると思う。

なぜなら、新宿の、それも駅ビルで古着を買うという行為自体が、よく考えたらとてもユニークなことだからだ。

新宿という街に古着屋は少ない。あるにはあるが、どちらかといえばリサイクルショップのような意味合いのものが多く、代官山や原宿によくある、いかにも古着屋然とした店が滅多にないのだ。

まあ、それも仕方がない。新宿で買い物している人で目立つのは、OL、中国人観光客、水商売の人たちで、彼らが古着を愛用しているようには見えないからだ。

これまでの新宿には、当然そういう人たちをターゲットにした洋服屋が多かった。私はもっとカジュアルで、着こなしにもっとよその国の文化の香りがする服装が好みなので、必然的に新宿で服を買うことは少なかった。

もしかすると、HANJIROがその流れを変えてくれるのではないかと期待している。

新宿はどこからでも行きやすい場所だし、夜も遅くまでやっているから、夕方から行っても焦って回る必要もない。それに新宿は、ファッション以外では最高なのだ。電気屋も多いし、紀伊国屋もある。伊勢丹にはほとんどの化粧品が揃っている。あの街が洋服も含めてショッピング天国になってくれたら、私だけではなく、多くの人にとって好都合に違いないのだから。










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