Wednesday, August 11, 2010

ああ困った



声帯ポリープが出来かけている。とりあえずは一、二ヶ月の間様子をみるとのことだが、このまま悪化したら手術が必要だということだ。

まったくろくなことがない人生だ。もういい加減嫌になる。

手術が嫌なわけではない。ちょっと興味なくもない。入院はむしろしてみたい。いかなる罪悪感にも苛まれずに思う存分読書ができるんだから。それって最高じゃないか。

しかし、入院も手術もただでできるわけではないし、入院してしまったらその間は働くことができない。退院後もしばらくは働けないかもしれないのだ。

それだけは困る。私にだって生活がある。幸いお金のかかる趣味は持っていないが――いや、旅行があったじゃないか!よりにもよって旅行を趣味にしてしまうなんて、私も面倒な人間に成長してしまったものだ。

とにかく今できることといったら、なるべくのどに負担をかけない生活をすることだ。

飲酒、喫煙、辛いものは控える。奇声を発さない。歌わない。リラックスした声で話す。胃酸が出ないよう気をつける。横を向いて眠らない。等々。

なーんだ、簡単じゃん、と思われるかもしれないが、これが意外と難しい。

飲酒はもともとしないからいい。ここはクリアだ。喫煙もしない。しかし、私は極端に喫煙する人の多い環境で働いている。これはどうにもならない。退職したら手術代を稼げない。

これまでだったら真横の人の煙草の煙が顔面を通過していっても、頭の中でこっそりガラスをぶち割ったり、他人を思い切り殴りつけたりして、それなりにストレスを発散するだけでよかった。

煙はただ極めて不快なだけだった。が、これからはそうはいかない。

自分の状況をいちいち説明して、席を替わってもらわなければならないのだ。

説明するということは話すということ。つまり余計に喉を使うことになる。

辛いものは大好きだけれど、控えことはやむを得ない。奇声を発さない。これは本当に気をつけます。特技の「古いドアが閉まる音」を披露するのは当分の間控えます。山鳩の真似もしません。

リラックスした声で話す、胃酸が出ないようにする。これらは胃薬と習慣付けをすることでどうにか守ってみせます。

だが、横向きで眠らない。歌わない。この二つを守るのは本当に辛い。

本を読みながらでないと私は眠れない。仰向けで本を読むと手が痛くて眠気が吹っ飛んでしまう。ここは本をとった。眠気が手の痛みを麻痺させるまで読み続け、眠りに落ちそうになったら意識のあるうちに本を置くことで、どうにかここ二日間は乗り切ってきた。

ちっとも大丈夫じゃない。腕がひどくだるい。

そして極めつけは、これから一ヶ月以上歌えないという試練だ。これは思いのほか大変そうだ。

いくら気をつけていてもどうしても無意識のうちに歌ってしまうのだ。

歌えないとなると、音楽を聴くのがとたんにつまらなくなる。私はカラオケで歌えそうな曲を重点的に聴くほうなのだ。歌えない曲にはそもそもあまり興味がない。

が、歌えたとしてもここのところ裏声が全然出ない。割れたような不気味な声しか出ないのだ。それで病院に行ってみたくらいなのだから。

裏声が出ないって本当にイライラする。いや、落ち込む。

変声期の少年合唱団員のような気分だ。

耐えるしかない。炎症が治まったら好きなだけカラオケで歌おう。

しかし、前々から興味のあったトランペットを習うにはいい機会かもしれない。昔から私はポリープができたらトランペットを習おうと思っていた。

息を音にするという意味では歌に似ていなくもないからだ。

でも、それにも金がかかりそうだよな……。






5 comments:

  1. 杏里さん、おっは~!
    声帯ポリーブが出来ちゃったのですかぁ~。
    原因がよくわかりませんが、大変なことですね。
    手術に至らないことをお祈りしていますね。
    それにしても、声帯ポリーブもいろいろと
    思った以上に控えなければならないことが多いようですね。
    しかし、トランペット吹いている杏里さんも見てみたいような・・・
    かなりカッコいい気がします。(笑)

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  2. ご自愛なされよ。
    喉がやられると、ほんと体力的にも精神的にも参ってしまいますので・・・
    一刻も早く、回復されることを祈っております。

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  3. あまり 無理しないように ご自愛ください>_<!

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  4. 特技の「古いドアが閉まる音」。山鳩の真似。
    ぜひお聞きしたいです。
    早く喉を治してください。

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