Thursday, June 24, 2010

フラッパー・ルック


最近フラッパー・ルックに凝っている。フラッパーとは、

「お転婆娘・小娘」の意。とくに第1次世界大戦後の10年間、つまり1920年代に、これまでの社会的・道徳的制約にとらわれない行動をした女性をさす。ファッションでは、流行に憂き身をやつした、やや突飛な娘のこと。
フラッパー・ルックとは、彼女たちのファッションをいい、赤いルージュに、ボブ・ヘア(断髪ヘア)、衿や袖のないショート・ドレスなどが特徴の


つまり、こういう写真のようなファッションのことだ。

なんでまたそんなものに凝りだしたかというと、またしてもニューヨーク行きが少なからず関係しているのだ。

あっちに行ったらどうしても行きたいステーキ屋がある。ピータールーガーだ。

ブルックリン店は混んでいるからグレート・ネック店がいいと知り、早速グレート・ネックについて調べてみた。ニューヨーク郊外の高級住宅地ということだった。

そしてここにはフッツジェラルドが住んでいたことがあり、『グレート・ギャツビー』の舞台であるウェスト・エッグのモデルとなった場所でもあるらしいのだ。

ということで、グレート・ネックをより身近に感じられるよう、久方ぶりに『華麗なるギャツビー』のDVDを見てみたわけだ。何せ、マンハッタンからわざわざ電車で三十分のしょぼいくらいの小旅行に出るのだ。グレート・ネックに対して美しい、特別な思いを抱いていなければ、面倒くさくてやっていられないではないか。

そんなわけでギャツビー映画で気分を盛り上げた私だったが、なぜかこの映画が今になってものすごく面白く思えた。一回目に見た時よりも、二回目に見た時よりもずっとずっと面白かった。なぜなら、映画の中のデイジー達のファッションが今の気分にぴったりだったから。

そういえばゼルダ・フッツジェラルドのもろに少女漫画的な小説(夫のほうがメジャー誌に掲載され、文庫化もされていて、漫画喫茶にも置いてある名作少女漫画なら、こちらはややマイナーな雑誌に掲載されて、文庫化は当然されておらず、まんだらけかネットでなければ手に入らなさそうな雰囲気を漂わせている)を読んで以来、ずっとフラッパーが気になっていた。しかし不思議なことに、実際にその格好をしてみたいとまでは思わなかったのだ。が、ここにきて急にフラッパーに対する興味がふくれあがってきた。

そうなったら検索あるのみ。私は片っ端からフラッパーの画像を見て、ギャツビーも目を凝らして見た。小説も読み返した。ちなみに、ツイッターに書き込んだせいで、「フラッパー・ルック」の画像検索をすると私の写真が出てくる。服飾関係の人なんかがフラッパーを検索した時に「なんだかわからないけどこの人もたぶんフラッパーなんだな」と思われるかもしれない。妙な気分だ。

フラッパー・ルックに欠かせないのは、ゆったりめの、フリンジなどのダンスをした時により美しく見える装飾の施されたワンピースや、大ぶりのアクセサリー、赤い口紅、そしてヘッド・バンドだ。

小物類はフォーエバー21で数百円も出せば手に入る。特に今年はヘッド・バンド流行りなので、きらきらしたものや個性的なデザインでもお安く見つかるから最高だ。2010年にフラッパー・ルックに凝って本当によかった。

ワンピースのほうもヴィンテージ・ショップで一万円くらいで買うことができた。あとはあの何とも形容しがたい帽子が手に入れば完璧だ。ちっとも売っていいやしないけれどさ。

1920年代のアメリカっていいよな。1950年代と19880年代のアメリカと、1960年代と1980年代の日本と同じように好みだ。

景気のよさそうな感じがたまらない。人々が軽薄そうなのがこのうえなくたまらない。

ちゃらちゃらした物万歳だよ、まったく。

『グレート・ギャツビー』の宝塚版のDVDも買わないとな。想像を遥かに超えるほどちゃらちゃらした世界が繰り広げられているに決まっているのだから。ちゃらちゃらしていて最後は悲劇的に終わるっていうのも好みなんだよな。

だって貧乏人がお金持ちになるよりも金持ちが貧乏人に成り下がるほうが「あーあ」とか言いながら内心「ざまあみろ」と思えるから娯楽として奥が深いではないか。

あ、そうそう。ゼルダ・フィッツジェラルドで思い出したのだが、アマゾンからこんなメールが来た。


Amazon.co.jpのお客様へ、
Amazon.co.jpで、以前にゼルダ・フィッツジェラルドの本をチェックされた方に、このご案内をお送りしています。『スクロール版 オン・ザ・ロード』、現在好評発売中です。  商品について詳しくは、商品のリンクから詳細ページをご確認ください。


ゼルダ・フィッツジェラルドと『オン・ザ・ロード』の関係性が私にはいまいちわからない。『アラベスク』や『スワン』、『硝子の靴』のほうがよっぽど近しい気がするのだが。

それにしても、一度くらいはトゥ・シューズに画鋲を入れてみたいなあ。















11 comments:

  1. 杏里さんは美しいからどんな格好でも似合いますね
    途中で字体がおおきくなってますよ^^

    ReplyDelete
  2. 髪の毛は…   そこまでは、しなかったのね


    しっかし… 龍馬+バーガーって、なんぞ。。。

    ReplyDelete
  3. 杏里

    トゥ・シューズに画鋲

    俺は、昔、可愛い小学生だった頃、

    椅子に画鋲を仕掛けられた。

    しかし! 座ってもなんとも痛くない。

    なんと ちょうど、アナルの中心に刺さってた。

    ということで、アナルのちょっとほろ苦い思い出だ。

    ReplyDelete
  4. 表情やポーズのせいか今風のセレブにしか見えません。
    どちらかというと一枚目バックの天使ちゃんの方が奔放な佇まいですね!

    ReplyDelete
  5. とてもお似合いです
    でも、派手な水泳キャップのような
    帽子をかぶった方がもっとそれっぽく
    なれそうです

    意外と爪が短いんですね

    ReplyDelete
  6. ツイッターで、声がつぶれているって書き込んでたけど、

    もしかして、サッカーワールドカップですか?

    みんなで応援するのって、ちょっと羨ましいなあ・・・

    できれば、そのときの模様を、レポートして下さいませんか?

    ウン、鈴木さんの文章で、もう一度、あの感動をあじわいたいなぁ。

    ReplyDelete
  7. ブルックリンのピータールーガーは近所です。多分週末以外であれば予約も取れるかも。2名で行かないとだめだけどね。

    ReplyDelete
  8. 杏里さん、おはようございま~す。
    フラッパーかぁ・・・
    その昔、我が家の母親が、
    キョンキョン(小泉今日子さん)をテレビで見て、
    この娘はフラッパー・ガールだねと言ってたのを思い出しました。

    ReplyDelete
  9. 杏里さんって背高いからワンピースがきれい♪
    いやいやいやーセクシーですね。

    ReplyDelete
  10. はじめまして。
    杏里さんはウッディーアレンの「カメレオンマン」という映画をご覧になったことはありますか?
    もしなっかたら絶対お勧めの映画です。
    1920年代のアメリカの記録フィルムとウッディーアレンが合成してつないだフェイクドキュメントドラマなんですけど。
    DVDでは字幕で日本語音声がないのですが、LDの日本語吹き替えが秀逸な感じで超お勧めです。
    実写シーンではホンモノのゼルダとフィッツジェラルドが映ってます!

    ReplyDelete