Friday, March 19, 2010

アーリャマーン




ツイッターでもつぶやいたが(ツイッターでつぶやくって言い方、ミーハーのようであまり好かん)、ここ最近陽気なインド映画に凝りたい気分なので、『アーリャマーン』のDVDを借りてきた。

裏パッケージによるとこの作品、インドでものすごく視聴率の良かったテレビ番組らしいのだ。

奴はインド映画コーナーでも異彩を放っていた。怪しい香りがぷんぷんしていた。これを見なければ(いかにもすぐ廃盤になりそうだったこともあって)一生後悔する予感がした。

『悲しみよこんにちは』を借りるつもりで行ったレンタルショップだったが、時間がなかったのでこれだけを急いで借りてきたほどだ。それくらいこの『アーリャマーン』に心惹かれたのだ。

はじめは「アーリャーマン」だと思っていた。特撮ヒーローものだと当然のように勘違いしていた。ありゃまあ○○マンをかけた、お世辞にもセンスがいいとは言いがたいタイトルだと思った。

実際に見てみると特撮ヒーローものちっくな部分も多々あった。それも七十年代の、わりとマイナーな特撮ものだ。

これを見ている間、私の目は終始キラキラしていたことだろう。鏡でなんて確かめなかったけれど、それくらいわかる。

このちゃっちさ、くだらなさは、ぞくぞくする種類のものだった。

あらすじはざっとこんな感じだ。地球が生まれる十万年前、銀河系の彼方で大きな戦いがあった。
若き剣士は、師であるホーソンに出生の秘密を教えられる。彼は惑星ジャブ―の王子にして、初代アリア―ナ銀河皇帝となる宿命を持った戦士、アーリャーマーンだったのだ。
そして、アリャーマーンは銀河の支配を企む悪の帝王ナ―ラクの野望を打ち砕き、捕えられた両親を救うためにロボット“トボ”と共に銀河へと旅立った――ーシン間河へと旅立つのだった。wpろ;@

物語の冒頭でも関係ないと主張しているが、ようは『スターウォーズ』のパロディというかパクリだ。
こんなのも出てくるし、

こんなシーンもあるし。

まあ、これくらいベタなほうがいい場合もあるのだろう。わかりやすいし小さい子なんかは喜ぶのかもしれない。

しかしこの『アーリャマーン』、なんといっても主人公がいい。演じた役者さんがどんな方なんか、私にはまったくわからない。いくつぐらいの方なのか、人気はどんなものなのか、キャリアはどんなものなのか、一切知らない。

だが、一つだけはっきりしているのは、彼が二十五歳前後ではないということだ。

が、役の上では二十五歳となっている。若さあふれる青年ということに。この人ですよ。

ちょっと無理があると思うのだが。

だったらまだ敵役の人が主役をやったほうが合っているように、日本人である私にしてみれば思えてしまう。

だいたい、両親がこういう人たちっていうことにも納得がいかない。

主人公との年齢にそれほど差がないように見えるのだが。むしろお母さんのほうが若く見える気さえする。

まあ、異星人なのだからありえない話ではないのかもしれないが。地球人の価値観を押し付けるなんて身勝手だよな。

あ、ちなみに悪役はこんな感じです。

ダースベーダーっぽいようなそうでもないような。南国のお面にもっと似ている気もする。

謎の工事現場のシーンは個人的につぼだった。

インド映画でも、現代でも地球でもない設定でも、こういう話でも、ヘルメットってかぶるのね。

奴隷として労働させられているってことらしいが、けっこう楽そうな仕事をしていて、それもまた見どころだ。

多くは語らないことにする。

興味のある方はとりあえず見てほしい。

続きを見たくて悶々とさせられること請け合いです。
 
あ、ちなみに吹き替えの方が数段面白さが増すと思います。








4 comments:

  1. 随分前に1度コメントしたことのある(確かタイ料理だかなんだかの話)けんたです。

    この「アーリャマーン」随分昔に見ましたよ。
    チープさはツボでしたが、テレビシリーズだけあって、やたらと長かったような記憶があります。

    インド映画は確かカルカッタで見たことがありますが、映画以上に観客が面白い。
    主人公の後ろから悪役が迫ると、観客が指さして「後ろ危ない!」(多分)とか言ってみたり。主人公が活躍し始めると口笛吹いたりして大騒ぎ(笑)

    現実はスラムドッグミリオネアとかサラームボンベイみたいなものなんで、やはり現実離れした娯楽作品が庶民には好まれてるみたいです。
    街の露天ではヒンドゥーの神様のポスターと共に映画スターのポスターが大量に売られています。

    書いてるとインドまた行きたくなってきますね(笑)

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  2. 台本で主人公と悪役の配役の名前を逆に書いていて、誰も撮影直前まで気付かなかったんだけど、監督がめんどくさいからそのままいこうって感じで撮影進めたんじゃないかと思います

    ダースベーダーだけなんかクオリティが違う
    目の奥に電球みたいなの見えてるし

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  3. 『ハーフ・サイコ』2010年書籍化!するんですね!
    おめでとうございます!

    やっと読める(´;ω;`)

    あとようやくコメント機能直ってよかったです

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