Monday, January 25, 2010

これがそれです


空前のマイケル・ジャクソンブームである。街では毎日のように彼の曲が流れている。これが一年前なら信じられない現象だ。

80年代大好きの私としてはいい流行だ。長年のファンの方の中には、何さ、いまさら。手のひらを返したように・・・・・・云々言う人もいるが、そこらじゅうで景気のいい頃の音楽が聞けたり、ナポレオンジャケットや肩のところにシャラシャラのある服が買えるのはいいことだと思う。私はずっとずっとずっとずっとあの飾りのついた服が欲しかった。あまりに売っていないので作ろうかと思った。それが今は三千円とかで買えるのだから。いい時代になったものだ。

さて、私も未成年の頃より非常に興味深くマイケル・ジャクソンを見てきたので、例のやつに行ってきました。まあ、一か月ほど前のことなんだけれど。ブログを更新していないので黙っていましたが。

例のやつとはもちろん『THIS IS IT』のことです。あまりにいろいろな人に「観たほうがいい」と熱心に
勧められるのでとても気になっていた。


最終日に行ったせいでどこも満席で、三軒はしごして四十分しか観られなかったので、再上演が決まった今、もう一回観てきた。

前回は、踊りだしたり「ポウッ」とあの声を出したり、いちいち拍手や歓声があがったりで、ファンの人たちが何だかものすごくて、むしろそっちのほうが面白かった。もっと地味な観客揃いだったなら、DVDが準新作になるまで待ったことだろう。

彼ら見たさにもう一回映画館に足を運んだ私だが、今回はがっかりした。みんな地味。地味すぎる。

せめて拍手くらいはしろよ(私はしないけれど)、リズムくらいとれよ(私はじっとしているけれど)。せっかく映画館まで行ったのに!

コスプレをしてくる人がいたって面白かったのに。赤い革ジャンはなくてもティアドロップのサングラスや中折れ帽や黒いズボンや白い靴下くらいなら多くの人が持っているだろうが。マスクやパジャマだって。何なら軍手を片方だけにしたっていいじゃないか。みんな、もっと私の目を楽しませてくれ!

と、嘆きたくもなったが、映画自体は面白かった。前評判通り。五十代でも人ってああも踊れるもんなんだなぁ。あれだけうまけりゃ気持ちいいだろうなぁ。

初めてこの人のミュージックビデオ集を観た時の衝撃を思い出した。あれを買ったのは約八年前。たったの百円だった。今だったらもうちょっと高いんだろう。

『スリラー』は旧バージョンの映像ほうが好きだ。映画で観たものだと『屋根の上のバイオリン弾き』をどうしても思い出してしまい(あれもいい映画だ!楽しみながらあんなにユダヤ人を学べるものって、ほかにはちょっと考えつかない)森繁久や(変換できん)さんの顔がちらついて仕方なかった。あと、新バージョンはB級臭が少なめなのだ。芸術的すぎるというか。旧バージョンの悪趣味さが私の好みだ。

ところで、おとなしすぎると思った観客だが、帰り際にハンカチを目に当てているおばさんを発見したのですごく得した気分になった。それくらいはいなきゃあね。

彼女が友人にもらしていたのは「かわいそうに。孤独な人だったんだね」ということ。

いやいやいや・・・・・・孤独だかどうかは本人と面識のない私にはわからないが、かわいそうではないだろう。あのおばさんの言い方だと、それほど長生きではなかったからかわいそうってことではなく、孤独だったからかわいそうだったという意味合いだったように思う。

私はかわいそうだと思わない。だって借金があっても、結局のところ金持ちだったじゃないか!贅沢な暮しをしていたじゃないか。もっと金持ちの人だっていくらでもいるが、あのおばさんよりも私よりもう~んと金持ちだったことは間違いないだろう。著名人だからバルマンだとかいろいろな人から服やら何やら貰えるだろうし。

うらやましいとは思ってもかわいそうでは断じてない!

あのおばさんが何者かは知らないが、どうやっても才能に溢れた人には見えなかった。私がここまでぼろくそに言うこともないかもしれないが、あのおばさんのほうがよっぽどかわいそうだよ。


それはさておき、マイケル・ジャクソンの足元は靴下の見え加減などがフレッド・アステアを彷彿させる。

アステアの靴下についてはずっと気になってしかたなかった。あれのカラフルなことといったら!
いつも必ずと言っていいほどネクタイやらシャツやらポケットチーフやら帽子やらの色とコーディネートされており、しかもアステアは着ている衣装そのものがすごくお洒落で、結末の何となく予測できる映画のストーリーそのものより、次のシーンでは何色だろう?ということのほうが気になったりする。

母親とアステア映画を観ている時は衣装全体から靴下の色を賭けるのが定番だ。


とにかくこのマイケルブーム、もう少し続いてさまざまな関連商品で私を楽しませてほしい。

願わくば和製マイケル(と言えた時期もあった)田原俊彦さんの『教師びんびん物語』がレンタル商品として店頭に並ぶ日がやってきますように。

4 comments:

  1. 僕も「これがそれです」は見ました。でもどうして世間の評価があんなに高いのか疑問です。

    マイケルが死ぬ前から毎日の日課のように彼のPVやライブやインタビュー動画とかを見ていたから、映画を見ても新しい彼の一面には会えなくて、むしろちょっと退屈なシーンが多かった。

    きっと長い間彼を忘れていた人や、最近の彼を知らなかった人には新鮮だったんだろうなと思う。


    昔の記事とか全部?こっちに移してますけどこっちのブログが本格起動したということですか?

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  2. 80年代はよかったね。
    聖子好きは知ってたけど俊ちゃんも好きなのか。

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  3. 杏里さん、こんばんみ~。
    自分は、マイケル見たら必ずそのあとにムーンウォークに
    挑戦をしてしまうのですが、いまだに上手く出来ません。
    でも、自然に見た後に身体が動くのは、
    ブルース・リーの映画に似たところありますね。

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