Thursday, January 21, 2010

カラー・パープル

時間がぐんと減ったため、読む本の数もぐんと減ってしまった。
今はそういう時期なんだと、どうにか乗り切る以外、道は残されていない。去年までが時間に余裕のある毎日を送り過ぎていたんだ。きっと。

週休二日(も、最近はないかもしれないが)が普通なのだから。世間では。

こんなもんだよ!こんなもんだよ。こんな・・・・・・ああ、いけねえ。どんどん消極的になってくる。
いつも送りの車で一番後回しになるものだから、気持ち悪くなってしまい、こんな風にパソコンにむかう気力がないんだよな。それなのに――今日だって同じように長時間車に揺られてきたというのに――今の私はやたらと元気だ。おっかしいなぁ。

おっかしいけれど、気力が残っているので、久々に最近読んでいる本のことでも書くか。
同じことを繰り返すようで悪いけれど、今年に入って読書時間が減った。そのため、去年のように手当たり次第乱読・・・・・・というわけにはいかないが、厳選したものを限られた時間の中で読むのも悪くないと思うようになった(思うようにしているのかもな)。

読書ができるってことが有り難くって有り難くって。手に伝わる紙の感触=幸せの感触・・・・・・のようになりつつある。

久々に元気なので、ついだらだら書いてしまいそうになるな。いかん。本題に入らなければ。
そんな(?)わけで、今読んでいる本は『カラー・パープル』という、おそらく有名な作品で、今年中に制覇しようと思っている、「20世紀最も影響を与えた本ベスト100+45アメリカ・ニューヨーク公立図書館選」の中の一冊なのだ。
が、私が「お気に入り」登録しているこのリストの信憑性は、調べていないので、いまいちはっきりしない。

『カラー・パープル』の話に戻る。この作品は主人公の黒人の女の子から神様に宛てた手紙、といった形式で書き進められている。

この物語の主人公は、非常に壮絶な人生を歩んできた。幼い頃から、父親の性的虐待を受け、母親は彼女に呪いの言葉を吐きながら死んで行き、幼い妹の変わりに暴力的なロクデナシと結婚までした。
どうです?私程度の者が書いたあらすじだと、単なる田舎のヤンキー少女の半生みたいになりませんか?
もしくは、二昔前の大人向けドロドロコミックのあらすじみたいな・・・・・・。
実際に読んでみたら、そんな安っぽいものではありませんのでご安心を。

しかし、あれだな。
ドロドロコミックっぽいストーリー説明になってしまうのは、私がそういうコミックを読むように楽しみながらこの作品を読んでいるせいもあるだろう。

正しい読み方なんてないだろうが、一般的な読み方はおそらく、人種や性などから差別を受け、虐げられてきた人たちを、こうしている間にも、自分と同じ人間が悲惨な現実と必死に戦っている人達に目を向けてみる。そういったものではないだろうか。

しかし私は、ドロドロ系レディコミ大好きな、底意地の悪い主婦のように、奥にある者を読み取ったり、作品から何かを学んだり考えさせられたりするのではなく、純粋に楽しいから読んでいる。
他人の苦労は蜜の味・・・・・・なのだよ。自分で自分が情けなくなるわよ。
「おおっ!一緒に暮らし始めた夫の元恋人とレズビアンに!」とか、「夫が隠した妹からの手紙を発見しちまった。どうなる?」とか、さ。

まだ途中までしか読んでいないが、ストレートに面白いわ。
こうなったらレズビアン相手の小悪魔的魅力を持つ歌手と「実は姉妹だった」とか、そんな展開になってほしい。

さあ、続きを読むか。

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